代表作「ファイブスター物語」やテレビアニメのメカニックデザイン、キャラクターデザインなど唯一無二の世界を創造するデザイナー・永野護の初の大型展覧会「DESIGNS 永野護デザイン展」を開催します。
永野護は1983年の活動開始以来、独創的で革新的なデザインを第一線で生み出し続けています。1984年から1985年にかけて放送されたテレビアニメ「重戦機エルガイム」(制作:サンライズ)では、ロボットをはじめとするすべてのメカとすべてのキャラクターをデザインし大きな話題となりました。同作に登場するロボットの多重関節によるフレーム構造やキャラクターの多彩なファッションなどは以降のアニメ作品に影響を及ぼしました。1986年に「月刊ニュータイプ」で連載を開始し現在も連載中の「ファイブスター物語」においても継承され進化を遂げた新たなデザインを創造しています。
「DESIGNS 永野護デザイン展」では、商業作デビュー前の作品や「重戦機エルガイム」「機動戦士Zガンダム」「ブレンパワード」「シェルブリット」「ファイブスター物語」「花の詩女 ゴティックメード」などこれまでの制作物のなかから原画やイラスト、設定画、ラフスケッチなど約380点を厳選して展示します。
本展覧会では、オリジナルグッズの販売も予定しています。この機会にぜひ永野デザインを体感してください。
プロフィール
永野 護
ながの・まもる
1960年生まれ。京都・舞鶴出身。デザイナー。
1983年より日本サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)に在籍。翌年TVアニメ「重戦機エルガイム」で、キャラクターとメカデザインに抜擢され、注目を集める。ほかにもTVアニメ「機動戦士Zガンダム」などに参加。
1986年より角川書店(現KADOKAWA)発行の月刊アニメ誌「Newtype」にて、漫画「ファイブスター物語」(読:ファイブスターストーリーズ)の連載をスタート。
2012年には、自身で監督や脚本を手がけた、劇場アニメーション「花の詩女 ゴティックメード」を公開する。
デザイナーとして、オリジナリティあふれる唯一無二のデザイン(ロボット、キャラクター)を発表しつづけており、今なお多くのファンを魅了している。