ロッテ&ブリヂストンの無料工場見学・体験スポット!親子で楽しむ武蔵野線のおでかけ【武蔵浦和・新小平】
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普段なにげなく目にしたり手に取ったりしている身近な製品。その裏側には、私たちの暮らしや日常のよろこびを支える創意工夫と技術が詰まっている。見学施設では、見上げるほど巨大な展示や自分の手で触れる実験コーナー、目の前で製品が作られていく製造ラインなど、胸が高鳴る展示や体験がいっぱいだ。今回は、大人も子どもも夢中になれる話題の2つの体験施設を紹介する。次の休日は、ワクワクがあふれる現場へ出かけてみよう。
ロッテ おかしの学校【武蔵浦和駅】
おかしづくりの裏側を楽しく学べる工場見学
サクサクの食感や、とろけるチョコレート。いつも楽しんでいるロッテのおかしは、どのように作られているのだろう。埼玉県さいたま市にあるロッテ浦和工場内の「ロッテ おかしの学校」は、今年で創業75周年を迎えたロッテが手掛ける評判の体験型施設だ。学校を模したファンタジックな空間で、おかしづくりの裏側と情熱をワクワクしながら学べる。
みんな大好き!ロッテのおかしの製造工程が、無料で見学できる「ロッテ おかしの学校」
見学コースは「パイの実」「ガーナチョコレート」 の2コースで、どちらが見学できるかは当日のお楽しみ。今回は、「パイの実」コース に潜入してきた。
チャイムが鳴ったら「入学」!おかしの学校の授業がスタート
敷地内に一歩足を踏み入れると、そこはかわいらしい仕掛けに満ちた体験空間だ。ロビーには「パイの実」や「雪見だいふく」の形をしたソファーやベンチが並び、待ち時間から楽しい気分を盛り上げてくれる。
パイの実や雪見だいふくをイメージしたソファー
「キーンコーンカーンコーン」と懐かしいチャイムが響き渡ると、いよいよ授業がスタート。案内係とともに「お=驚く魔法を使った、か=変わった授業、し=質問の答えを探す」というユニークな「おかしな校則」を確認し、大きなスクリーンでカラフルに映像が変化する演出が楽しめる。
ファンタジックな雰囲気の教室で、おかしの学校の授業がスタート
さらに気分を高めてくれるのが、入場時に手渡される「パイの実の帽子」と「おかしの学校の教科書」だ。教科書にはパイの実コースの丁寧な紹介や楽しく学べるクイズが書かれており、めくるだけで期待が膨らむ。かわいらしい帽子をかぶり準備を整えたら、教室を出て製造ラインの見学へ向かう。
参加者にはパイの実帽子と参加するコースの教科書が配布される
教室から、工場へと移動。外には甘いチョコレートの香りが漂い、見学へのワクワク感がさらに上昇する
製造ラインを見たり、モニター解説で学んで、パイの実のおいしさに迫る!
見学エリアの扉が開くと、チョコレートの甘い香りがふわりと鼻をくすぐる。まずは、「ひみつの箱」というコンテンツで原料のカカオ豆について説明。どのような原料でチョコレートが作られているのかを紹介。
そして待望のパイの実を焼く工程へ。パイの実は、なんと全長約65メートルにも及ぶ巨大なトンネルオーブンで焼かれているそう。ただ、オーブンは企業ヒミツで見学では見ることができないため、ミニチュアかした焼成体験のコーナーでアテンダーがモニターでどのように焼かれているのか、わかりやすく説明してくれる。
まずは、パイの実ができるまでの製造工程を学ぶ
模型のパイの実を台の上に置くと、焼き方などの解説がスタート。インタラクティブにおかしについて学べるのも魅力
焼き加減が再現されたパイの実の模型。いつも食べているパイの実の工程を知ることでより美味しく味わえる!?
案内係から「パイの実は何層に重なっているでしょう?」と問いかけられ、製造工程の解説が始まる。小麦粉の生地でマーガリンを包み込み、何度も丁寧に伸ばしては折り重ねていく工程で作り出される層の数は、実に「64層」。加熱されるとマーガリンの中の水蒸気が生地を押し上げ、あの独特で香ばしいサクサク食感を生み出すという職人技のような仕組みに、細やかな技術への感心が深まる。
パイの実の六角形のヒミツをモニターで解説。「なるほど〜」と納得の理由だった
整然と並んだ生地はおなじみの六角形に型抜きされ、表面にはさらりとした「麦芽糖」が塗られる。この麦芽糖こそが、焼成時の熱によってカラメル化し、表面に美しいツヤとカリッとした絶妙な香ばしさをプラスする隠し味だ。こうして準備が整った生地が巨大なトンネル状オーブンへと吸い込まれていくと、熱風によって層のなかの水蒸気が一気に立ち上り、ぷくっと立体的に膨らみながらこんがりときつね色に焼き上がっていく。
チョコの注入の仕方も、アニメーションでわかりやすく解説 (提供画像)
さらに工程が進むと、香ばしく焼き上がったパイ生地の底から、とろりとした温かいチョコレートが手際よく注ぎ込まれていく。たっぷりとチョコを含んだパイの実たちがクーリングトンネルをくぐり抜け、ひんやりと冷やし固められながら次々と運ばれていく。その無駄のないスムーズな流れは、ずっと見ていても飽きることがない。
大型の機械で次々と焼かれていくパイの実に、子どもも大人も釘づけに
最終工程では、高速カメラセンサーが瞬時にパイの実の面積を測って、トレーの中をチェック。入っていなかったり、極端に少なかったりすると、レーンの先でラインの外に排出される。この厳しい検査をクリアしたパイの実だけが個包装され、アームロボットによってスピーディーに箱詰めされていく。案内係の解説を聞きながら見学することで、おいしさと品質を守るための技術や工夫を知ることができる。
できたてのおいしさと、豪華なおみやげのお楽しみ
見学を終えて教室に戻ると、教科書を開いておさらいのクイズに挑戦する。そして、頭をしっかり使ったあとは、お待ちかねの試食タイムが始まる。
教室には世界中で発売されているロッテのおかしたちも展示されている
おいしく食べているだけではわからない、ロッテのエコ活動について知ることもできる
さっき見てきたばかりのチョコパイを試食。おかしづくりの裏側を知ったことで、いつもよりおいしく感じたはず
配られるのは、香ばしい「パイの実」と、大人の味わいとして好評の「パイの実<深みショコラ> 」。つい先ほどまで目の前で作られていたおかしの魅力を思い出しながら、その場ですぐに味わうひとくちは格別なおいしさだ。
帰りは、記念に「ロッテのおかし」がたっぷりもらえて、ニンマリ!
見学の締めくくりには、来場者全員に「ロッテのおかし」がプレゼントされるうれしいサプライズも。中にはロッテのおかし詰め合わせがたっぷり詰まっており、家に帰ってからも家族でワクワクの続きを楽しめる。目の前でものづくりの裏側を体感し、最後にはおいしい思い出まで持ち帰ることができる、至れり尽くせりの工場見学だ。見学には予約必須なので、公式ホームページをチェックしよう!
ロッテ おかしの学校(浦和工場)【武蔵浦和駅】
住所:埼玉県さいたま市南区沼影3-1-1
営業時間:完全事前予約制(詳細は公式サイトを確認)
定休日:土、日曜、祝日 、工場休業日など
料金:無料
URL:https://www.lotte.co.jp/kengaku/
交通:JR武蔵野線・埼京線武蔵浦和駅から徒歩約5分
※3歳未満のお客様の入館は安全確保のため、ご遠慮願います。
※お子様(小学生以下)のみでのご見学はできません。
ブリヂストン イノベーション ギャラリー【新小平駅】
日常の足元に隠された「頼れる・安心の技術」に出会える体感スポット
自動車や自転車など、私たちの身近なところで使われているタイヤ。丸くて黒くシンプルな存在に見えるけど、その裏側には私たちの安全で快適な毎日をそっと支える温かい情熱と工夫が詰まっている。東京都小平市にある「ブリヂストン イノベーション パーク」の入口に立つ「ブリヂストン イノベーション ギャラリー」は、タイヤやゴムの歴史、技術、ものづくりの魅力を、展示や体験を通して学べる施設だ。
鉱山用トラックに使われる巨大タイヤが来館者を出迎える「ブリヂストン イノベーション ギャラリー」
巨大なタイヤから月面まで 頼もしくも愛らしいタイヤの世界
館内に足を踏み入れると、日常ではなかなか目にすることのない大きくて頼もしいタイヤたちに出会うことができる。建物の前に置かれた直径約4メートルもある大きな鉱山用トラックに使われるタイヤや、飛行機を安全に着陸させる航空機用タイヤなど、その迫力に思わず心が躍る。
展示のあちこちには、「へぇ〜」と思わず声が出るようなエピソードも隠されている。もともとは明治時代に足袋づくりからスタートしたという同社。ゴム底の地下足袋から始まり、国産初のタイヤやゴルフボール製造などへ事業を広げていった歩みを知ると、意外なルーツに驚かされるはずだ。
エントランスには、F1とインディカーのマシンが展示されている
まずは、タイヤとブリヂストンの歴史を学ぶ
館内には、佐藤琢磨選手が世界最高峰のレース「インディ500」で初優勝を飾った際の鮮やかな青いマシンも展示されている。他にも、 寒暖差の激しい砂や岩が広がる過酷な月面を走行するために、ラクダの肉球の形からヒントを得て作られた金属製の「月面探査車用タイヤ」など、自由な発想から生まれたタイヤのカタチには思わず目を奪われる。
2017年のインディ500で佐藤琢磨選手がドライブした、アンドレッティ・オートスポーツのチャンピオンマシン
世界最高峰のF1世界選手権で、M.シューマッハとフェラーリの黄金期を支えたのもブリヂストンのタイヤ。レーシングスーツやヘルメット、マシンの模型なども展示されている
月面探査車用として開発された、金属製タイヤ(第一世代)
触ってびっくり!ゴムの「ふしぎ」を楽しむ体感コーナー
このギャラリーの魅力は、なんといっても自分の手で触って学べる体験コーナーだ。
ゴムの性質について知ることで、タイヤへの知識も深まる
2種類のボールを落として、弾み方の違いを体験してみよう
一見すると同じ黒いゴムに見えるのに、引っ張ってみるとどこまでも“びよーん”と伸びるゴムもあれば、カチカチでまったく伸びないゴムもある。スーパーボールのように弾むゴムの横に、落としても“ぽとん”と静かに止まる弾まないゴムが置かれていて、触るたびに小さな発見がある。この弾まないゴムは衝撃を熱に変えて吸収してくれるため、カーブを安全に曲がるレース用タイヤなどにも活用されているという。
さまざまな種類のタイヤが展示された「2.モビリティ社会を支える」のエリアの様子
ほかにも、食品会社の倉庫の床に黒いタイヤ跡が付かないように作られた「白いタイヤ」や、氷の上の水をスポンジのように吸い取って滑りにくくするスタッドレスタイヤの仕組みなど、実際に触れて体験することで「タイヤってこんなにおもしろいんだ」という感動が広がっていく。
地震から家を守り イルカの夢をかなえる「温かい情熱」
館内では、タイヤの枠を超えて、人々の暮らしや生き物に寄り添うゴムの技術についても紹介されている。
免震構造のビルを支える免震ゴム。多くの建築物でブリヂストンの技術が活用されている
免震構造の仕組みと揺れの違いを、模型を使って知ることができる
東日本大震災や能登地震などで建物の強い揺れを吸収し、病院や暮らしを守った「免震ゴム」の展示では、模型を動かして揺れの違いを体験できる。東京駅の保存復原工事でも使われたという技術で、目に見えない足元からみんなの安全を守ってくれている。
イルカの人工尾びれを制作し、もと通りの泳ぎをサポート。タイヤ以外にもさまざまな分野で社会に貢献している
そして、展示のなかでも特に心が温まるのが、病気や事故で尾びれを失ってしまった沖縄・美ら海水族館のイルカ(フジちゃんやサミちゃん)へ贈られた「人工尾びれ」のエピソードだ。「もう一度仲間と泳げるようになってほしい」という技術者たちの優しい想いが実を結び、見事に復活を果たした軌跡と実物展示には思わず胸が熱くなる。
お散歩気分でふらりと立ち寄れて、暮らしを支える技術の優しさにほっこり癒やされる場所。入館無料なのもうれしく、休日のおでかけにぴったりのスポットだ。
ブリヂストン イノベーション ギャラリー
住所:東京都小平市小川東町3-1-1
営業時間:10:00~16:00(来館最終受付15:30)
定休日:日曜、祝日、年末年始、館内整理日など
料金:無料(説明員によるガイドツアーは要事前予約、自由内覧は予約不要)
URL:https://www.bridgestone.co.jp/corporate/innovation_gallery/
交通:JR武蔵野線新小平駅から徒歩約16分
夏休みにおすすめ!親子で楽しむ武蔵野線「駅のスタンプ」電車旅
工場見学へ出かけるなら、行き帰りに武蔵野線の「駅のスタンプ」にも注目したい。
2026年6月1日(月)、山梨・多摩・武蔵野エリアに設置されている駅のスタンプのデザインが一斉にリニューアル。武蔵野線では、府中本町駅から新座駅までの各駅と南越谷駅に、新しいスタンプが登場した。
新しくなったスタンプには、各駅周辺の名所や歴史、地域を象徴する風景など、その街ならではのモチーフが描かれている。スタンプを押したら、「これはどこだろう?」と親子で話しながら、デザインのモチーフとなった場所を訪ねてみるのもおすすめだ。
さらに、2026年9月30日(水)までは、リニューアル前の旧デザインも引き続き設置され、新旧2種類のスタンプを押すことができる。デザインの違いを見比べたり、並べて押したりできるのは、この期間だけのお楽しみ。
お気に入りのノートをオリジナルスタンプ帳にして、工場見学の感想や訪れた駅の写真と一緒にまとめれば、夏休みの思い出が詰まった特別な一冊にもなりそうだ。
工場見学の行き帰りに気になる駅へ立ち寄り、スタンプを集めながら、親子で武蔵野線の小さな電車旅を楽しんでみよう。
画像は東所沢駅の駅スタンプ:左が旧デザイン、右が新デザイン
武蔵野線「駅のスタンプ」リニューアル
リニューアル日:2026年6月1日(月)
対象駅:JR武蔵野線 府中本町駅~新座駅間の各駅、南越谷駅
新旧スタンプ設置期間:2026年6月1日(月)~9月30日(水)
※スタンプの設置場所や押印可能時間は、各駅でご確認ください。
文 = 北村康行/ 撮影 = 藤巻祐介
